拍手がなければ海の藻屑

いかにドラマティックに脱衣するかを追求していくTuna Mermaid(トゥナ・マーメイド)の情報と文章。

演目作ったときの元ネタ一覧(2016年1月)

 レポートでいうところの参考文献リストみたいなのを覚え書き程度に。

 

 1月に人前に出すことができた演目は、自分の中では前半後半分かれておりました。前半が地味な人が変身するお話、後半が時間でお仕事する娼婦のお話でした。

 

<前半パート>
 雑に扱われる地味なスタッフが衣装とメイクで変身して、ちんたらしてる美女を出し抜くというお話でした。今までいろんな人のを見てきた中で「バーレスクはどんな人でも踊っていいのだ」というメッセージを受け取ってきたので、それをそのままやってみたつもりです。顔知られてないデビューのときにやっておこうっていうのと、あと思い返してみると地味なブスだからこそできることがあるのよ!という主張が自分の中であったように思います。

 参考一覧

Twitterで流れてきた、海外の写真家さんの作品群(リンク先ヌード注意)
 サイトに何て書かれてるのか、何語なのかすらわからないので全く不明なんですけど同一人物の写真が2枚セットで並ぶ一連のアートのようです。1枚はものすごく姿勢悪くてジト目の暗い顔、もう1枚は姿勢良く堂々とした表情をしてるというものです。よくダイエット広告の使用前・使用後みたいなのありますけどそれどころじゃなく、モデル全員フルヌードでファッション変化もなく、ヘアもメイクも照明も何一つ変えてないのに全然印象が違うのです。これ生で見たら絶対面白い!と思って自分でもやってみました。私のは衣装とメイク変えちゃうのでもともとのアートとは違いますけど、一番やりたかったのはこれ。バーレスクってお客さんとの距離近くて表情でいろんな面白さを伝えられるから、合ってたんじゃないかと自分では思っています。

 

・スタッフさん見下し発言した某女優さん
 スタッフさんへの態度悪いんだろうなあ……みたいな妄想から。ほんとに態度悪いかは知らないですが、「感じ悪い大女優」って物語として結構あるしわかりやすくていいですよね。ご協力くださった役者さん2名とMCさんそれぞれに感謝しております。

 

・映画『愛しのローズマリー』
 美女はみんな性格悪い!ブスはみな清らかな心を持っているのだ!という大変清々しいファンタジー作品。

・何年か前に見たViolet Evaさんの演目
 お風呂あがり風にバスタオル巻いてるEvaさんが、衣装とウィッグ着けて紫ベビードールViolet Evaになるまでバーレスク。どんどん脱いでってオフになるものはたくさん見たけどオンにするのは初めてて、そういうのもやっていいんだ!と驚いたの覚えています。あと外側の変化って変身そのものなんだなーと。ちょっとセーラームーンとかの魔法少女ものを思い出したりしました。

 

ドラァグクイーンスカーレットさんのメイクレッスン
 正しい位置にダブルライン入ってたら、それなりにお化粧してる記号として成立するな、という発見から。スカーレットさんに習ってすぐのうちは顔が絵みたいになってたので、自宅で自分の顔に落としこむ練習を何度もいたしまして、おかげでバーレスクの演目までできました。

 

・去年見た美和ROCKさんのPaintesque
 読み方はペインテスクでいいのかな…?ステージの上でパネルにお絵描きして踊って脱いじゃうという、そこだけ聞くとロックすぎる演目なんだけどとてもダイナミックで楽しかったバーレスク!だから自分の顔にお絵描きしてもいいよねと思ってやってみました。でも顔にメイクするのだと動きが全然少なくて、おそろしく地味な絵面になっておりました……。ステップ踏みながらメイクしたりとかできるようになると……いいな……。

 

・美和ROCKさんがウィッグ脱ぎ捨てる演出
 ゴージャスなロングのウィッグを投げ捨てて、いきなりベリーショートになっちゃう美和さんがかわいすぎて!自分もショートカットなので真似してみました。あと「ベティちゃんぽい」と言われたくりくりカールは美和さんのヘアメイクワークショップで教えてもらったもの。ロングじゃないとステージっぽくならないんじゃないかななんて思っていたので、華やかになるショートヘアを教えてもらえてほんと嬉しかったです。ワークショップはときどき下北沢のサイコアパレルでやってるそうです。

 

美輪明宏さんの半生を綴ったお芝居
 何年も前に見たのでうろ覚えなんですけど、宮沢りえさん演じる美輪様が絶望の中でもステージに立ち続ける覚悟を決める、そのためにお化粧をする、みたいなシーンがありました。素晴らしすぎて真似っこするのはあれなんだけど、お化粧にまつわるファンタジーというかお化粧すること自体にメッセージ性があるというかそういうのもやってみたかったのでした。あと演目で使ったゲランの口紅は宮沢りえさんが使ったのとたぶん同じだよ!片手で出せる!

 

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<後半パート>
 時間いくらの娼婦を踊ったつもりでした。時間過ぎたらお仕事おしまい、続きがしたいならもっとお金出すしかないわね!みたいな感じです。たぶん誰にも伝わってなかったことでしょう!見せ場としてはストッキング脱ぐとこで、足の指で脱ぐのはとても気に入っています。今回は1曲だけで踊ったんですが、後半サクサク脱がないと間に合いませんでした。もしまた踊る機会があったら、2~3曲使ってじっくり踊って脱いでに作り直したいなあ。あと始める前に娼婦らしい演出とかもっと付けたいのですけど、自分の娼婦イメージが貧困すぎて何したらいいかよくわかりません。誰かいいフランス映画とか紹介して下さい。あ、歓楽通りか。

 

参考一覧
Miss Cabarettaさんのワークショップ
 クリスマス前にMiss Cabarettaさんのワークショップがあって、そのときに教えていただいたティージング技術をかなりそのまま使いました。それまでもいろんな人のバーレスクでいろんな脱ぎ方を見てはいるんですけど、簡単そうに見えて自分でやってみると全然違ってまして、練習しっかりしよう!と活が入りました。
 あと実は、今回作った演目は最初はすごくかっこ悪いくだらないオチを付けてました。ちょうどその作ってた時期にワークショップ受けてて、それで今度私デビューするんです、コミカルなのやろうと思うんですみたいなことを話したんですけど、そのときにCabarettaさんが「そっかー。それはいいけど笑いに逃げるのはだめだよー?」なんてさらっとおっしゃって。それが冷や水かけられた心地でした。笑いを逃げに使ってるってまさにそれだ、そう思ってそこから衣装も演出もかなり変更して、実はそれで衣装が一部地味だったりしたんですけど、でも演目自体は逃げないものを作ることができました。少なくとも自分では今の、かっこいい娼婦っぽさを求めたほうが正解だったなと思います。今思うと、くだらない系のオチを付けてたのは「わかってますわかってます私キレイなことなんてできませんから、ただのブスですから、ブスの分際守ってるんで許してください!」みたいな自虐を使った守りみたいなのだったのだろうと思います。だから一般ウケを考えるとブスの身分をわきまえた作りのほうが受けるだろうなあと今でもうっすら思いますが、それが逃げになっちゃうようではきっとこれから面白いものは作れないような気がします。だから今後笑いに振るときも、逃げにしない面白さを作るようにしたいです。美人でなくてもブスを引き受けずに、自分の容姿でしかできないことを追求しようという腹がこれで決まりました。たぶんCabarettaさんが考えてることは全然違ってるだろうとは思いますが、笑いを逃げに使わない、というのは今後も大事にしていこうと思います。

 

・洋ドラで見た足指フェチの男のエピソード
 ストッキングを足先で脱いじゃう元ネタの一つは海外ドラマ『アグリー・ベティ』のエピソードから。ヴァネッサ・ウィリアムス演じるウィルミナが足フェチの妻帯者を誘惑するために、足の指でペンを拾ってみせて誘惑するのです。そこだけ聞くと女で売るしかない人の話っぽいんだけど、ウィルミナはバリバリ仕事できる人でその上でさらに男を利用するってところがかっこ良すぎるのだぜ……。野心家の女性っていいよね。だから演目の中の娼婦の人は、足の指でえっちぃことをする人です。

 

・なんかそういうCD
 ストッキングを足先で、のもう一つはこれ。「乙女向けドラマCD」という、耳慣れない方多いと思いますが、有り体に言えばすごい声のいい人が小一時間くらい耳元で囁いて下さるという大変素晴らしいそういうジャンルのそういうCDがありまして、その中で割と普通に足コ○ネタが出てきたので、ああもう足○キってそのぐらいメジャーな存在なのね女性一般にも認知されてるのねと思い背中を押されました。

 

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<舞台上で使ったメイク用品一式>

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 ついでなので、変身演出で使ったメイク用品一式をご紹介。

 

 (1)Oh My Lushのつけまつげ「Dare Dreamer」

 黒々としてて濃くて目尻が長くて、一枚で迫力のある色っぽい目元が完成。何より軸が固くてしっかりしてるので、これならステージ上での一発付けができる! 他のとこの安めのだと、ふにゃふにゃしてて付けるのに時間がかかるのです。1セット2000円くらいするのでちょっと高いんだけど、一発付けには代えられない!あと丈夫なので毎日付けても2週間くらい持つそうです。知ってる限りだと下北沢のサイコアパレルか、先ほどのスカーレットさんのメイクレッスンで買えるようです。

 ところでつけまつげって、毎回ノリ付けてるとどんどんノリの層が厚くなってくよね……?洗えないと思うんだけど、みんなどうしてるの?

 

(2)D-UP「アイラッシュフィクサーEX552」

 塗ってからいったん乾かして付けるタイプのノリなので、楽屋で仕込んでから舞台でまつげ付ける、というのができました。そして超強力なのではがれません。ただし失敗すると後がない!そうなったら、乾かさない系のノリを舞台上で付けるか、つけまつげ自体諦めるか……。しかしまつげないとすんごい間抜けなんだよね。本番ではうまくいって良かった。購入はドラッグストアとかバラエティショップとかで。

 

(3)L.A.COLORS「ジャンボアイペンシル」424番の黒
 ペンシルライナーはたくさんあるけど、この太さはなかなかなくて。一筆書きで極太跳ね上げアイラインが引ける!そして安い!ただ本来はアイシャドウらしく、油っぽいペタペタ感が消えないので場所が悪いとまぶたのあちこちに色が移ります。普段使うなら、他のパウダーシャドウで押さえて使う感じになるだろうな。新宿のオカダヤで買いましたが、ドンキホーテにもあるみたいです。

 

(4)メイクアップフォーエバー「アクアマティック」I-20イリディッセントターコイズ
 ダブルアイライン一筆書きに使ったペンシルアイシャドウ。L.A.COLORSにも青いのあったんですが、色が鮮やかな上にきれいにぼかせるこちらを使いました。税込み3,500円の価値はあったよ……。乾くと超ウォータープルーフになってとても素敵なんだけど、いったん乾くと修正しにくいので忙しいときは逆に使いにくいかもしれない。


(5)ゲラン「ルージュ オートマティック」N°121ルージュダンフェール
 宮沢りえも舞台で使っていた、片手で繰り出せる口紅。おゲラン様だよ!!一番濃い赤を選んだはずでしたが、舞台上ではまだ薄いくらいでした。ほんとステージメイクって特殊なんだなあ。ところでいまゲランの公式サイト見たら「ルージュ オートマティック」見当たらないんだけど、まさか廃盤……?

 

 <反省点はもちろんいっぱい>

 舞台写真を見返してみると「この人は全然だめな人だね」とすぐわかるものが結構あって、自分では大丈夫と思っていたけど練習量全く足りてませんでした。デビューだから仕方ないよねなんて言い訳で、ほんと、ただ単に踊りが下手です。あと衣装地味だった。

 そして一番大きいのはもちろん先日の9000字反省文に書いた通りのことで、見にいらした全ての方に満足していただけるものをお出しできなかったこと。私がこれをこう思いますということと、他の人がそれをどのように感じるかということをを同じものにするというのは、私の力ではできないとわかりました。やってみる前から薄々気付いてはいたはずなんですが、それでも人前に出してみると、本当に違うものでした。ここから書き始めるとまた同じことを9000字繰り返すことになりそうなので、覚え書きという当初の目的を果たすべく今日はここまで。